診療案内

外来診療
訪問診療

外来診療


一般歯科

健康な生活は、健康な歯からはじまります

虫歯や歯の根、歯周病等の治療、差し歯、入れ歯、予防など、乳幼児から高齢者までの歯とお口に関する病気の治療を行います。

患者様が歯科医院に通院した際に受ける歯科治療の大半が、一般歯科の範囲となります。

削らず、抜かない治療を

当医院ではできる限り、削らず・抜かず元の歯を残すように治療をいたします。

従来であれば抜歯しなければいけないような虫歯も抜かずに痛みを伴わない治療をする方法をご提案させていただきます。

予防治療

写真:予防治療のイメージ

当院では虫歯予防にも力を入れております。

歯肉をマッサージする歯磨きの仕方など、口腔内のメンテナンスについても指導をいたします。

予防方法、口腔内の検診など気になる事はお気軽にご相談ください。

矯正歯科


きれいな歯並びで素敵な笑顔を


なぜ矯正が必要なの?

写真:矯正歯科のイメージ

一般的には悪い歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。美容的な意味で歯並びの改善をするだけではなく下記のような効果も持ち合わせています。

  • 発音障害の改善
  • 全身とかみ合わせのバランスを調整
  • 歯の清掃性をアップし、寿命を延ばす
  • 虫歯の予防

成長期に施す事により、顎と顔の適切な成長と発育を促す効果もある歯科治療の一分野です。

目立たない矯正

当院では、特別な場合を除き、通常の金属色(銀色)の装置は使用せず、ゴールドワイヤーを使用しております。矯正治療中でも装置の外見を気にすることなく、お顔の自然な印象を保ちながら矯正治療を行うことができます。

また、ホワイトワイヤーは色が剥げてくるのに対し、ゴールドワイヤーは色が剥げません。当院で扱っている目立たない矯正装置は大きく分けて3種類です。

金属の矯正装置

最もオーソドックスな装置で、丈夫で壊れにくく、歯の移動が効率よく行えます。料金も最も安価です。

透明の矯正装置

金属の装置は目立つことが気になる方は、透明の装置をお選びいただけます。金属製よりも費用は若干高くなります。

上側の歯のみを透明装置にすることも可能です。

歯の裏側につける矯正装置

歯の裏側(舌側)につける装置です。外側からは殆ど気づかれることなく矯正治療が行えます。ただし症例によっては、表側につける装置よりも治療期間が長くなる場合があり、またお口の中の違和感は、表側の装置より多少強くなります。


口腔外科

口腔外科で扱う主な病気

写真:口腔外科のイメージ

【口腔外科で扱う主な病気】

親知らずの抜歯 / 口内炎、口の粘膜の病気、炎症 / 気になる腫れ(嚢胞や腫瘍)/ 口腔癌 顎関節症 顎変形症(受け口など)/ アゴの骨折などの顔面外傷 / 唾液腺の病気 / 口腔心身症 / 顎顔面補綴 / インプラント


小児歯科

健康な歯は子供のうちに作られます!

写真:小児歯科のイメージ

お子様はとてもデリケートです。小児歯科では、その小さな心にも、ちゃんと配慮することが必要です。子どもの歯は大人の歯とまったく違います。将来のことまで考えた治療を行っていかなければなりません。

だから「小児歯科」という、一般歯科とは分けられた分野があります。「日頃のケア」と「定期的なメンテナンス」は必要不可欠です。細菌感染を予防し健康を維持しましょう。 

私たちと私たちの歯科医院に慣れてもらうことから始まります。怖がらずに楽しんできてもらえるように心がけています。出来るだけ健全な歯質を残します!

私たちで健康な子供の歯を育てましょう!

審美歯科


美しい笑顔をあなたに

審美歯科とは、審美(見た目の美しさ)面に重点を置き、より美しく、キレイな口元に仕上がることを目標として行われる歯科治療です。


治療方法

オールセラミッククラウン治療

歯の周囲をぐるりと削り、セラミックで作られたクラウン(被せ物)をセットする治療です。

歯の色を明るくするだけでなく、歯並びや歯の形も整えることが出来ます。前歯なら、誰もが気になるその見た目。セラミックの最大の特徴は、いつまでも続く透明感のあるその白さです。セラミックならプラスチックのような変色はほとんどありません。

セラミックインレー治療

奥歯の虫歯治療などを行った跡に、セラミック製の白い詰め物を詰める治療です。

特に噛み合わせを大きく左右する治療なので、きちんと行うことで理想的な噛み合わせに仕上げることができます。金属アレルギーの方も、安心して受けることが出来る治療です。

ホワイトニング

白く輝く歯を取り戻す

ホワイトニング治療とは、歯にホワイトニング用のジェルを乗せるなどして、歯の漂白を行う治療です。

歯を削ることなく、白くする事が出来るので、幅広い方より支持を受けている治療法です。審美歯科で行うオフィスホワイトニングと、ご自宅で行うホームホワイトニングがあり、両方を併用して行うことで、ホワイトニング後に起こる色戻り(一旦白くなった後に、元の色に戻ろうとする働き)を防ぎながら、白さをステップアップしていくことが出来ます。



歯周病治療


大切なのは予防・診断・そして適切な治療です


ほとんどの成人がかかっている病気です

写真:歯周病治療のイメージ

歯周病は虫歯の次に歯を失う原因となっています。特に40歳あたりからは、歯周病の比率が高くなっています。当医院では適切な予防と治療で口腔内の健康を維持することを目的としています。

35~44歳の人ではおよそ85%、45~54歳では90%の人が歯周病にかかっています。つまり、ほとんどの大人が程度の差はあっても歯周病にかかっているといっても過言ではありません。

歯周病は慢性疾患です。病気の進行を止めて安定させ、細菌が増殖しないよう管理していく事が治療のメインとなります。具体的にはブラッシング指導が基本です。細菌の温床となる歯石を機械や手作業で取り除いていきます。多くは歯周基本治療で改善していきますが、重い症例(全症例の5~10%程度)の場合は歯周外科処置を必要とします。

歯周病の症状

チェックしてみましょう!
□ 前歯がなんとなく出っ歯になってきた
□ 前歯が以前より伸びてきたような気がする
□ 歯と歯の間がすいてきた
□ 最近硬いものが噛めなくなった
□ 歯みがきの際、歯ぐきから出血する
□ 口臭が気になる
□ 歯と歯のあいだに、食べ物がよくはさまる
□ 歯ぐきがかゆい感じがする
□ 歯ぐきに痛みがある
□ 歯ぐきが赤く充血している

訪問診療


訪問歯科

訪問歯科診療とは

写真:訪問歯科のイメージ

介護を受けている方や、お体が不自由で歯科医院への通院が困難な方などのご自宅や介護施設に歯科医師やスタッフが訪問し、歯科診療を行うのが訪問歯科診療です。

住み慣れた空間での診療は患者さんの心身にわたる負担を軽減し、ご家族の通院介助に要する負担も解消します。

当院では、専用のポータブルユニットや口腔のケアで使用する道具を持参して診療にあたります。

訪問歯科診療の主な内容

  • 治療:虫歯の治療、入れ歯の作成・修理、歯周病治療、抜歯など
  • 予防歯科(お口のケア):ブラッシング指導やお口の清掃など
  • アフターケア:定期検診やブラッシング指導など

訪問診療ご利用の流れ

1.ご相談・お申込み

お電話やFAXなどで、お気軽にお申し込みください。

患者様ご本人、ご家族、介護者の方からもお申し込みいただけます。

2.訪問診療の日時の決定

患者様のご希望を伺って、日時を決定します。

3.治療開始
歯科医師、衛生士の高齢者歯科専門チームが伺います。
初診時に保険証をご用意下さい。
治療はどんな場所、体勢でも可能です。
基本的に週1回、20分~30分程度の診療となります。

4.カンファレンス・アセスメント・介護連携
メディカル口腔ケアを進めながら、医療と介護の連携を図り、食べる、話す、機能を支えます。
必要な歯科治療も行います。

5.メディカル口腔ケア・口腔リハビリテーション
患者様ごとのパーソナル口腔ケアプランを策定し、低栄養・脱水・肺炎の徹底予防を行います。
歯と歯ぐきと義歯の良好を保ちます。

訪問歯科診療の費用について

全て保険診療で行えます。

定められている診療点数は通院でのものと大差はありませんが、訪問歯科診療において通院の場合と異なるもっとも大きな特徴は、訪問診療料1036点の加算があることです。(1割のご負担の方で1回の診療につき1,036円の費用)

*同日に同一建物内で複数の患者さまの診療を行った場合の加算はこの半分以下となります。

また、訪問歯科診療では一部が介護保険で算定されます。
ご自宅、グループホームや老人ホームなどの「居宅」と扱われる施設(病院・特養・老健を除く施設)における訪問歯科診療において、療養上必要な管理指導などにかかわる部分の費用が介護保険(居宅療養管理指導)での算定となり、その内容に応じて302円~855円の額が定められています。
ただし、月の上限額が2,414円に設定されており、月に何度診療が行われたとしてもこの額を超えることはありません。
(上記介護保険の料金は1割負担の場合の金額ですので2割負担の場合は上記の2倍の料金となります)

費用の目安

医療保険であれば

1割負担の方 通院治療した場合の治療費+1,000円程度
3割負担の方 通院治療した場合の治療費+3,000円程度
生活保護・障がい者認定の方 通院治療した場合と同様の減免

介護保険であれば
歯科医師によるもの  最大1回509円(月2回まで)
歯科衛生士によるもの 最大1回356円(月4回まで)

※ケアプランの対象となる限度額の「枠外」となります。
 詳しくは、お電話などでお問い合わせください。


高齢者・障がい者歯科

高齢者歯科

写真:高齢者のイメージ

我が国は、65歳以上の高齢者が3600万人。実に全人口の1/4を超え、今後、世界に類のない高齢社会になることが確実です。

高齢社会が進むにつれて要介護高齢者の数は増加し、現在は600万人を超えています。急増する要介護高齢者のQOL(生活の質)向上を目指した生活支援が必要となり、口腔領域では口腔ケアの普及が大変重要になっています。

しかし、介護する人たちの口腔ケアへの認識は必ずしも十分ではありません。

グラフ:口腔ケアを行ったことがあるか ある46%、ない54%

口腔ケアを行ったことがあるか

グラフ:口が汚いと誤嚥性肺炎などの全身疾患などになること 知っている38%、知らない62%

口が汚いと誤嚥性肺炎などの全身疾患などになること

イラスト:要介護高齢者には口腔ケアが とても重要です!

ただ、入れ歯の治療、クリーニングをするだけでなく、口の機能を改善したり、維持するための、リハビリテーションも大変重要です。

悪循環が起こる

図:悪循環が起こる

そして、高齢者になると悪循環が起こりやすくなります。これは本人だけではなく介護する方にも負担が大きくなる悪循環です。歯が少なくなると身体に大きな影響が出ます。直接的な原因が歯ではなくとも大きく関わってきます。また介護が始まると左図のような悪循環は早まります。インターネットの介護相談ページなどを覗くと歯と介護の問題は大きな壁となっていることがわかります。例えば、「入れ歯をしてくれない」「入れても痛いという」といった悩みが絶えなくなります。痛いのは可哀想だから、と入れ歯をしないで食事をさせたり、生活をさせてしまうと今度は食事に時間がかかったり、誤嚥の原因になります。

今まで歯科医院では、「噛む喜びを感じさせてあげるためにも入れ歯を・・・」という言い方をしてきました。実際にそう言われた方や、そのご家族は多いのではないでしょうか。

しかし、噛む喜びを知っていただくために、入れ歯があるのではありません。

何度もいいますが、歯は「全身の健康に深く関わっています」。

高齢者の死亡原因第1位は「肺炎」ですが、その多くは「誤嚥」によって引き起こされる「誤嚥性肺炎」です。

食べられることは、「幸せ」の一つだと思いませんか?

その「幸せ」を感じるためのリハビリを一緒に始めましょう!

高齢者歯科の介護連携プログラムで徹底した肺炎予防を!

グラフ:当院の専門的口腔ケアによって、 誤嚥性肺炎の発症を85%抑制

当院の高齢者歯科は、介護保険の理念である高齢者の自立支援とQOLの向上を大切に考えています。この理念を実践するために、1つの診療所の力ではなく、医療と介護の連携・協働が必要です。当院の訪問診療は歯科医院でできる治療だけでなく、嚥下や言語機能にもしっかりアプローチします。また、口腔病原菌のレベルをコントロールし、気道感染(肺炎等)の発症を予防します。口腔機能をしっかり維持することは、全身の健やかさに直結します。

医療と介護の連携・協働に取り組むことで1つの課題に対し多職種による連携した予防リハビリテーションが可能となります。当院では、誤嚥性肺炎発症率を大幅に低減させる実績を出しています。

加齢によるサルコペニアも摂食嚥下障害の原因

サルコペニアの摂食・嚥下低下は「何かしらの疾病に付随して起こる」嚥下障害とは別に「加齢による正常な老化に伴う筋肉量減少や筋力低下によって、誰でもが摂食嚥下機能を低下させてしまう」というものです。

 ※サルコペニア=進行性および全身性の骨格筋量および骨格筋力の低下を特徴とする症候群

何らかの疾病により、今現在摂食障害のある方だけではなく、「全ての高齢者」を対象に口腔機能の予防リハビリテーションを図ることが求められています。これは当院が早くから取り組み、学会や実際の医療の現場で啓発・提唱し続けてきたことですが、この考えがいま医療の世界で急速に広まってきています。

偶発的入院をなんとしても防ぐ

要介護高齢者の入院原因の上位は、「肺炎等の熱発」、それと転倒などによる「骨折」です。

ご利用者様が入院などで介護サービスの中止というような事態を防ぐために入院を防ぐ予防活動ケアプランが必要です。口腔機能のアプローチから熱発肺炎・骨折の予防を図ります。

主な入院の原因

肺炎(発熱)

介護口腔ケア

専門的メディカル口腔ケア

多職種によるライトリハ

摂食嚥下アセスメントとケア計画

医療嚥下リハビリテーション



高齢者歯科と各サービス担当者の
連携アプローチ


骨折

低栄養の改善
脱水の回復
姿勢制御リハビリテーション

ケアプランに集うサービス担当者の連携口腔リハビリテーション

写真:ケアプランのイメージ

しっかりとした実効性を持つ口腔リハビリテーションを願うと週1回の訪問診療だけ私達、医療担当者だけでの取り組みで終わってしまっては不十分です。

例えば、訪問介護やご家族と力を合わせ、毎日の口腔ケアや口腔ライトリハのプログラムの一員になって頂くことで高い予防効果が生まれます。長く無理なく継続できるようになるべく労力かけず、効果的な口腔リハビリテーションのマニュアルをご用意いたします。そして週1回の訪問診療時には高齢者歯科の専門スタッフが医学的根拠に基づいた専門的なメディカル口腔ケアや医療リハビリテーションをご提供いたします。

日常的なライトリハビリテーション

日常的なライトリハビリテーションは、楽しく行えるいたって簡単なものばかりです。

もちろん、その方の体調やお身体の状態も考慮して組み立てていきます。

障がい者歯科

写真:障害者歯科のイメージ

障害があり、行きたくても行けない。やらせてあげたいけど、どうすればいいか分からない。という患者様の為に「障がい者歯科」を萩原歯科医院でも行っております。

歯科治療はもちろんの事、高齢者歯科同様、口腔ケアやリハビリテーションを行うことで生きる喜びや楽しみそして全身疾患の予防、維持や管理をしていきます。「お口」は多くの大切な役割をしています。食べる・話す・呼吸をする・味わう・感情表現などの他に、時には掴むという手の代わりもします。人が生きていくために必要な多くの機能を担っています。

障害のある方々にも、この口腔機能を健全に維持・管理することにより、美味しく食事をし、楽しく会話をしながら快適で豊かな生活を送っていただきたいと考えています。

しかしながら障害を有する方にとって歯科治療というのは、歯科治療の意義を理解できない、理解できていても緊張や反射のために治療に適応できないなど、大変受け入れ難い非日常的で不愉快な経験の一つでもあるといえます。

私たちはこの受け入れることが難しい歯科治療を、安心してそして安全に受けていただけるよう日々診療に取り組んでいます。

 また口腔機能を健康な状態で維持するためには、家庭や施設など患者さんの生活の場での適正な口腔ケアが重要になります。私たちはそのために予防処置を行うとともに、保護者・介助者・施設職員の方への保健指導を行い、一緒に患者さんの「QOL(生活の質・生命の質・人生の質)の向上」のお手伝いをさせていただきたいと考えています。